初めて海外旅行する場合や過去に海外旅行した事があっても原油高騰前だった場合にはツアーの申し込みとかする際に合計金額の中にある燃油サーチャージといった欄を発見して意外と高額な料金を請求されてるのにビックリする方も多いはずです。往復で一人当たり何万円とかしますから当然の感想かと思います。(最近では海外旅行ツアー代金を燃油サーチャージ込みにして誤魔化してるケースが殆どですが実際に支払ってる事には変わりありません)近場の東南アジア近郊とかでも1万幾らから数万円もしますしね。日本から遠ければ遠いほど燃油サーチャージはUPするのが通常です。
格安のツアーなんかだとツアー代金より燃油サーチャージの料金が高いなんて事も珍しくありません。もうしくは殆ど同額なんてケースも・・・。海外旅行を検討すると燃油サーチャージは大概の方にとって正直邪魔な存在でしかありません。しかも昔はこんな燃油サーチャージなんて項目も余分に取られる料金も無かったです。(昨今は円高ですが海外旅行へ行かれる方が減少傾向なのは不景気や趣味の多様化もあるでしょうが燃油サーチャージというボッタクリ感全開の料金上乗せというのも影響があるのかもしれません)これのおかげで旅行代金は昔に比べて凄く高く感じます。
それではこの忌々しい燃油サーチャージとは一体何なのでしょうか?
■燃油サーチャージとは・・・原油の高騰により飛行機の燃料代金を各航空キャリアが自社で負担対応すると半端なくシンドイので一部を乗客(旅行者)に払って貰おうというシステムで、基本的には3ヶ月毎(四半期)にシンガポール・ケロシン市況(=航空燃料の相場)の変動により燃油サーチャージの料金も高くなったり安くなったりするというものだそうです。
原油の高騰が飛行機の燃料代に過剰に悪影響を与えてるからお客様も少しは払ってね♪といった感じかとは思いますが、やっぱり飛行機会社のボッタクリ感は正直否めません。こういった原油高騰による燃油のアップで破綻・倒産する航空会社もあるので凄い燃油が負担増になっていたのは理解できますが何だかねといった感じです。(現に同じ時期で同様の飛行区間でも航空会社によって燃油サーチャージの設定は違います)
とはいえ海外旅行へ行くからには燃油サーチャージを徴収されてしまうのは現実問題避けられませんので(原油が2008年末位とか昔のように安くならないと)航空券やツアーに申し込むにあたり注意するポイントを幾つかあげてみたいと思います。
①3ヶ月毎(四半期)の燃油サーチャージ設定なので四半期の変わりめに注意燃油サーチャージが安くなりそうか高くなりそうかで航空券の発券時期やツアーの申し込み時期を早くしたり遅くしたりしてみる
②航空会社によって燃油サーチャージの料金設定に違いあり上にも書きましたが航空会社により同時期・同区間でもかなり違いがあるものもあるので燃油サーチャージを含めた料金でしっかりとチェックしましょう
③燃油サーチャージが記載代金に含まれるのか、別払いなのかは明記する義務があり燃油サーチャージの扱いは旅行会社によって違いはありますが旅行代金に燃油サーチャージが含まれるかどうかの記載は明記する義務がありますので曖昧な旅行会社なんかではツアーの申し込みは避けたほうがいいでしょう(明記されてなければキャンセルOK)
海外旅行へ行く際の燃油サーチャージに関しては以上のような点を踏まえて心の準備をしておけば問題は無いかと思います。誰しも別料金でツアー代金に上乗せして燃油サーチャージなんて払いたくないですから原油価格が安くなって少しでも海外旅行に皆が行きやすい環境になって欲しいものです。毎年海外旅行を検討する際に少しでも燃油サーチャージが安くなってないかと願いますが・・・望みがかなったのはリーマンショック後の1年くらいだけだったかな・・・。
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